チェーザレ・アットリーニの仕立服には、独自の一連のディティールがあります。
ナポリ近郊のカザルヌオーヴォの縫製工場で一着一着をすべて手作業で縫い上げます。
一着のスーツは30~33時間を経て作られます。
一着のスーツは30~33時間を経て作られ、
130人のサルト(仕立て職人)が、それぞれ専門の工程を請負い、毎日手を動かしています。
究極の完璧主義です。
チェーザレ・アットリーニには独自のカッティング技術があります。
その技術は、ヴィンツェンツォ・アットリーニと、その息子のチェーザレ・アットリーニにより
長年培われてきました。
縫製工程後はアイロンで生地を馴らし、ファブリックの特性に応じて休ませます。
品質管理はファブリックを受け取るときから極めて厳格に行われています。
ジャケットの仕立て工程
正真正銘のナポリスタイルで仕立てられるチェーザレ・アットリーニのジャケットは、
主に以下の工程を経て作られます。
チェーザレ・アットリーニのジャケットの特徴は、ヴィンチェンツォ・アットリーニが長い歳月をかけて確立した超絶技巧の手仕事から生み出されるディティールにあります。
ヴィンチェンツォ・アットリーニにより生み出されたナポリスタイルのテーラードジャケットは息子のチェーザレ・アットリーニにより完成されました。
秘訣。真の、精緻で、貴重な秘訣。
ディティール。細心のディティール。
生地を知り尽くした職人技、
カッティングからアイロンプレスに至るまでの一連の工程の中に違いが現れます。
マッシミリアーノ・アットリーニとジュゼッペ・アットリーニがデザインし、厳選されたごく少数のイギリス、スコットランド、イタリアのメーカーで生産される貴重なファブリックのコレクションから
ジャケット一着に必要な生地をカッティングします。
チョークでジャケットのラインを描き、極めて繊細なカッティング工程に進みます。
ポケットの仮縫いはとても重要な工程です。
ヴィンチェンツォから学び、チェーザレが長年かけて完成した特徴的な「バルカ型」のフォルムに仕立てます。このフォルムは、最初のナポリスタイルのテーラードジャケットに見られる革新的な特徴と同じく1930年に生まれたものです。
仮縫いの次に胸ポケットを縫い付けます。体のラインに沿う特徴的な「バルカ型」のフォルムの胸ポケットに仕上がります。
キャンバス芯据え
ポケットの縫製
袖山の仮縫い
肩の仮縫い
肩パッドの縫製
ライニング
地衿の仮縫いは、チェーザレ・アットリーニの熟練サルトによる手作業を駆使して行われます。父ヴィンチェンツォから学び、長い歳月をかけて辛抱強く完成させた技術はサルト達にチェーザレ・アットリーニ自らが教え込みました。
上衿の仮縫いは最も重要で繊細な工程の一つであり、また最も時間がかかる工程の一つでもあります。
ファブリックを折り目の間に多めに残し、これを巧妙に馴染ませながら、いわゆる「ゆとり」を生み出す。これは仕立ての全工程においてチェーザレ・アットリーニが用いる技術で、一着一着に最高の着心地とシルエットをもたらします。
次に行われるのは、袖付け位置の「垂線バランス」の確認です。
袖付けがバランスよく仕付けられているかどうかを確認するための検査工程です。
チェーザレ・アットリーニの基準に合致するバランスであることを確認できた場合にのみ、縫製工程に進むことができます。
アームホールの仮縫いは、最も困難で重要な工程の一つです。
チェーザレ・アットリーニのジャケットを知る人なら、この仕上げの素晴らしさを実感していただけるでしょう。この工程もヴィンチェンツォ・アットリーニの創造力から生まれ、チェーザレの卓越した能力によって完成されたものです。
この工程には違いを生み出す多くの秘密が隠されています。
肩周りの芯据え
ボタンホールのカッティング
ボタンホールステッチは非常に繊細な工程です。完璧な手作業が求められ、ミスは許されません。
次は仕上げです。
仕上げは丁寧に時間をかけて行われます。
カラーや裏地の縫製などを経て、独自のディティールを持つ仕立服に仕上がります。
このとてもシンプルに見える工程でも、技巧的な手仕事が行われています。
ボタン付けは根気が要る作業な上、完璧に仕上げなければなりません。
最終仕上げのアイロンプレスは、優れた熟練サルトによって実施される極めて重要な工程です。
熟練の技で巧妙にジャケットの形を整えながら、フォルムを仕上げていきます。
仕上げ工程もまた、ヴィンチェンツォとチェーザレの伝統を忠実に守りつつ行われています。
ラベルの縫製まですべての工程を手作業で行います。